えみこの絵本ガイド

二児のママであるえみこがおすすめする絵本のご紹介

【絵本レビュー】ねこねこねこねこねこねこ【北村人】

ねこねこねこねこねこねこ:心惹かれる猫たちの数え歌の世界

この絵本、「ねこねこねこねこねこねこ」は、シンプルながらも奥深い魅力を持つ、まさに「宝物」と言える一冊です。 4歳と2歳の娘を持つ私にとって、読み聞かせの時間がより一層豊かになる、そんな素敵な絵本に出会えました。 まずは、その魅力を余すことなくお伝えしていきましょう。

見開きいっぱいの猫たちの魅力

ページを開くと、まず目に飛び込んでくるのは、様々なポーズをとった猫たちの、愛くるしい姿です。 白黒のシンプルな線画の中に、猫たちの個性と躍動感が感じられます。 ただ「猫」と描かれているのではなく、それぞれ微妙に表情や仕草が異なり、見ているだけで心が癒されます。 これは、大人である私にとっても、大きな魅力です。 忙しい毎日の中で、この絵本を開くことで、ほんの少しの時間、心が安らぎ、優しい気持ちになれるのです。

小さくて可愛い子猫から、大人しくて落ち着いた猫、いたずらっぽい表情の猫まで、様々な猫たちが描かれています。 娘たちは、それぞれの猫の表情や仕草を一つ一つ丁寧に観察し、「この猫はおすまししてるね!」「この猫は眠そう!」など、想像力を膨らませて話しかけてきます。 その反応を見るだけでも、この絵本の価値は計り知れません。

数を数える楽しさを育む工夫

もちろん、この絵本は「かずのえほん」です。 見開きごとに猫の数が増え、1匹から6匹まで、猫たちと一緒に数を数えることができます。 しかし、単に数を数えるだけではありません。 猫たちの配置や表情の変化、背景の微妙な違いなど、細部まで丁寧に描かれているため、子供たちは飽きることなく、何度も繰り返し見て、数えることを楽しんでくれます。

例えば、2匹の猫のページでは、寄り添っている様子が描かれていたり、3匹の猫のページでは、それぞれが異なる方向を向いていたりします。 こうした細やかな描写によって、数える行為が単なる作業ではなく、物語性のある体験になっているのです。 娘たちは、猫たちの配置や表情の変化に気づくと、とても嬉しそうに教えてくれます。

心に残る余韻と、読み聞かせの楽しさ

読み終えた後にも、この絵本の余韻は長く続きます。 シンプルな線画と、猫たちの愛らしい姿は、子供たちの心に温かい記憶として刻まれるでしょう。 読み聞かせをしている私も、娘たちの反応を見ながら、一緒に猫たちの世界に浸り、幸せな気持ちになります。

特に2歳の娘は、まだ数字を完全に理解しているわけではありませんが、猫の数を指さしながら、「にゃーん」と真似をして、絵本の世界を楽しんでいます。 4歳の娘は、数字を理解しているので、自ら猫の数を数えながら、絵本を読み進めていきます。 年齢を問わず、それぞれの段階で楽しめる絵本であることが、この絵本の大きな魅力です。

親子のコミュニケーションを深める絵本

「ねこねこねこねこねこねこ」は、単なる数え歌の絵本ではありません。 親子のコミュニケーションを深めるツールとしても、非常に優れた絵本です。 読み聞かせを通して、子供たちは親と触れ合い、愛情を感じ、安心感を抱くことができます。 また、猫たちの表情や仕草について語り合うことで、子供たちの言葉の理解力や表現力を育むことも期待できます。

そして、この絵本は、大人である私にとっても、癒しの時間を与えてくれる存在です。 忙しい日々の中で、子供たちと絵本の世界に浸る時間は、私にとってかけがえのない、大切な時間です。 シンプルながらも奥深い魅力を持つこの絵本は、まさに子育て中の私にとって、なくてはならないものとなっています。

こんな子供や家庭におすすめ

この絵本は、特に0歳から5歳くらいのお子さんを持つ家庭におすすめです。 特に、動物好きなお子さんには、きっと気に入っていただけるでしょう。 また、シンプルながらも奥深い絵柄と、数え歌を通して、数の概念を楽しく学ぶことができるので、教育的にも価値のある絵本です。

静かな時間の中で、じっくりと絵本と向き合うのが好きなお子さん、そして、読み聞かせの時間を大切にしたいと考えているご家庭に、心からおすすめしたい一冊です。 「ねこねこねこねこねこねこ」は、きっと、あなたとあなたのお子さんの心に、温かい思い出を刻んでくれるでしょう。 ねこねこねこ ねこねこねこ

タイトル ねこねこねこねこねこねこ
著者 北村人
出版社 KTC中央出版
発売日 2024年08月