えみこの絵本ガイド

二児のママであるえみこがおすすめする絵本のご紹介

【絵本レビュー】スージーとゆめがかなうとしょかん【スージー・モーゲンスターン】

スージーとゆめがかなうとしょかん:小さなねずみと大きな冒険、そして心温まる読書の喜び

この絵本、「スージーとゆめがかなうとしょかん」は、私を優しく包み込むような温かさを感じさせてくれる、素敵な一冊でした。4歳と2歳の娘たちと読み聞かせをしたのですが、絵本の持つ魅力に、子供たちも私もすっかり魅了されました。 読み終えた後、娘たちはしばらくの間、絵本の世界に浸っていたように見えました。静かにページをめくり、それぞれの絵をじっくりと見つめる姿が、とても印象的でした。

愛らしいスージーと、心惹かれる地下室の世界

主人公のスージーは、小さなねずみの女の子。人間の家の地下室に住んでいて、その家は読書好き一家なのです。 地下室は、本でいっぱいの、まさに夢のような空間。 絵本では、その様子が細やかに、そして生き生きと描かれています。古びた木の書棚、積み上げられた本、かすかな埃の香り…想像するだけで、心がワクワクしてきます。 スージーが、そんな本に囲まれた環境で育ち、読書に親しむ様子は、まるで自分自身の子供時代を思い起こさせるようで、とても懐かしい気持ちになりました。

本が繋ぐ、心と心の繋がり

スージーは、最初は少し内気でおとなしい女の子です。しかし、本を読むことで、様々な世界を知り、想像力を膨らませ、心を開いていきます。 絵本を通して描かれるのは、読書がもたらす心の豊かさ、そして、本が人々を繋ぐ力です。 スージーが、本を通じて、人間の世界、そして新しい友達と出会っていく過程は、感動的で、何度読み返しても胸が温まります。

美しいイラストと、心に残るストーリー

イラストも素晴らしく、緻密で繊細なタッチで描かれた絵は、見ているだけで幸せな気持ちになります。 特に、地下室の温かみのある雰囲気や、図書館の壮大で美しい空間は、子供たちの心を掴んで離しません。 色使いも優しく、絵本全体から、穏やかで優しいエネルギーが感じられます。 ストーリーもシンプルながらも奥深く、子供にも大人にも楽しめる内容です。 スージーの冒険を通して、読書の楽しさ、そして友情や勇気といった大切なテーマがさりげなく描かれており、子供たちの心に優しく響くのではないでしょうか。

図書館への憧憬と、新たな出会いの喜び

スージーが、ついに地下室を飛び出して町の大図書館を訪れるシーンは、まさにクライマックスと言えるでしょう。 図書館の壮大さ、本の数、そしてそこで出会う人々… すべてが、スージーの心を大きく揺さぶります。 このシーンでは、読書の喜びだけでなく、新しい世界への一歩を踏み出す勇気、そして他者との出会いの大切さが描かれています。 娘たちは、スージーが図書館で様々な本と出会う様子を、目を輝かせながら見ていました。

読み聞かせの喜びと、親子の時間

この絵本は、読み聞かせをする親にとっても、大きな喜びを与えてくれるでしょう。 娘たちとこの絵本を読んでいる間、私も一緒に絵本の世界に浸ることができました。 ページをめくりながら、スージーの冒険を一緒に楽しみ、そして、絵本が終わった後には、娘たちと絵本について語り合うことができました。 それは、私にとって、とても貴重な時間となりました。 子供たちと絵本を通して心を通わせる、そんな素晴らしい体験をさせてくれる絵本です。

どんなお子さん、ご家庭におすすめ?

この絵本は、読書好きのお子さん、そしてこれから読書に親しんでほしいお子さん、どちらにもおすすめです。 特に、想像力豊かなお子さんには、特に魅力的な絵本となるでしょう。 また、静かな時間を大切にしたいご家庭、そして親子で一緒に絵本の世界に浸りたいご家庭にもぴったりだと思います。 優しい絵柄と温かいストーリーは、お子さんの心を優しく包み込み、穏やかな気持ちにさせてくれます。 4歳と2歳の娘たちは、この絵本を何度も読み返していますし、これからも何度も読み聞かせをしてあげたいと思っています。 きっと、お子さんにとって、かけがえのない宝物となる一冊になることでしょう。 静かに読書に耽りたい時間、親子で一緒に絵本の世界に飛び込みたい時間、そんな時に、この「スージーとゆめがかなうとしょかん」は、最高の時間を提供してくれることでしょう。 ぜひ、手に取ってみてください。 スージーとゆめがかなうとしょかん

タイトル スージーとゆめがかなうとしょかん
著者 スージー・モーゲンスターン / セヴリーヌ・コルディエ / 島津やよい
出版社 秀和システム
発売日 2024年12月